小さな頃から紅茶が大好きで、
20代の頃「紅茶教室を開きたい!」 一大決心。会社を辞めて イギリスに紅茶留学をしました🇬🇧
それまで描いていた英国式紅茶の イメージは華やかな3段スタンドに 彩られたアフタヌーンティー。 紅茶留学中は朝から晩まで紅茶づけの毎日で、 『 ロンドン中のホテルのアフタヌーンティーを制覇しよう! 』 そう決めて、Note を片手に毎日のようにティールームへ・・ 時には、何軒かのはしごなんてことも! 限られた時間の中で気持ちばかりが外へ外へと焦り、 ティータイムを愉しむ気持ちのゆとりは、どこにもありませんでした。
そんなある日、ステイ先のマダムがひとこと。 『 リコ、ロンドン中のアフタヌーンティーをまわって、ベストプレイスはどこ?』 『 そうね、ブラウンズの雰囲気も好きだし、ハイドパークも素敵よね… 』 『 誰にも教えたくないけれど、最高にリラックスができて心地いい もっと素敵な ティールームがあるのよ、知りたい?』
え、、、まだ知らなかった場所があったなんて。明日にでも行かなきゃ。
『 それはね・・・、あなたのお家よ。リコ ! 』
このとき、イギリスに来てはじめて、 真のティータイムの意味を理解した気がしました。
イギリスの家庭の中に入ってみると、 ティータイムは毎日の暮らしの中にこそ、息づいていることを知ります。 それは決してゴージャスという意味ではありません。 どんなに優雅なアフタヌーンティーよりも、 テーブルを囲みながら一杯の紅茶をいただく時間こそが、
愛おしい至福のティータイムだったのです。
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